ワタシ×タベル=タベモノガタリ🍙

食べることとちょっぴり冒険が好きな女子学生のブログ

「NPOとソーシャルビジネスの違いってなに?」に対する竹下的回答は「巻き込める人とその起点・方法」。

こんにちは。今回はちょっといつもと違うテイストの記事をお送りしたいと思います。笑
ずばり、「NPO法人とソーシャルビジネスって何が違うの?」という問いに対する竹下的な回答。

 

NPO法人で活動して5年目、現在ソーシャルビジネスの分野で起業準備中な私。「お金をもらいながら、社会をよくするために活動している」という表層的な部分を見ると同じように見える。けどその性質って違うと思うし、そこを踏まえた上で私はソーシャルビジネスを選びました。

 

ではしばし、この問いに対して一緒に考えてみましょう。

f:id:yurie-takeshita:20180621142256p:plain

 

 

 まずはNPOとソーシャルビジネスの辞書的な定義から。

非営利団体とは、営利を目的とせずに活動する団体。特に、非営利で社会貢献活動や公益活動を行うボランティア・市民団体などのNPO(民間非営利団体)をいう。  

ソーシャルビジネスとは、環境・貧困などの社会的課題の解決を図るための取り組みを持続可能な事業として展開すること。

引用:コトバンク

 

辞書的な違いは、「営利か非営利か」というのと、「取り組みの持続性」という2点そうですね。

しかしこれはNPOというよりソーシャルビジネスとボランティアの違いの方が感覚的には近いでしょうか。NPOの中でも持続可能的にやっているところありますもんね。

ではこれを考慮した上で、竹下的見解を以下書いていきたいと思います。

 

竹下的回答:巻き込める人とその起点・方法が違う

前述の通り、NPOの活動もどんどん持続可能になってきていたり、もはや持続可能であるほうが良いという風潮になってきている気がしています。

というところから私はNPOもソーシャルビジネスも持続可能な仕組みは作るべきだと思っているので(持続可能な仕組みの作り方は両者で違うと思いますが)、そこにはそんなにこだわりません。

私が最も違うと思うのは、巻き込めれる人とその起点・方法の違いです。

 

▷NPOの特徴はvisionへの共感の重要性と、参加ハードルの低さ。

NPO法人が巻き込む方法はその団体の掲げている世界観への共感だと思います。それによってその理念に共感する人が生まれ、その輪が広がっていきます。

 

|竹下が思う特徴

①事業運営への参加ハードルが低いから、誰でも参加できる

ボランティアなどの1日参加等も含め、運営側への参加ハードルは企業と比較すると低いと思います。多くの人を巻き込めるところはすごくいいですね。

 

②価値に対する対価が必ずしもカネじゃないから、価値提供対象者の幅が広がる

ビジネスで社会課題を解決しようとすると、収益性を必ず考慮しないといけないため、前提としてある程度お金を支払える人orお金を生めるスキルや労力がある人でないと難しい。
しかし、NPOの場合、収益性がすべてではないのでビジネスで対象にできない人たちに対して価値を届けることができるようになります。

 

③巻き込まれる人はやはりvision共感型

運営側や寄付をする人などはもちろん、NPOが提供しているサービス/商品を購入する消費者の人もvisionに共感型が多いのではないかと思います。
わかりやすい例はフェアトレード商品。「ちょっと高いけどこれで社会貢献できるなら」という思いで購入する消費者は多いのではないでしょうか。

 

▷ソーシャルビジネスはあくまでも市場の原理に乗っ取った課題解決。

NPOがvision共感型が多いのに対して、ソーシャルビジネスはあくまでも市場の原理に則って、消費者の欲を満たすという方法で人を巻き込んでいるなと。
極端な話、ビジネスのサービスを購入する消費者はその企業のvisionなんて知る必要なんて全くなくて、単に自分の欲求を満たしてくれる商品なら購入するのです。

 

|竹下が思う特徴

①市場原理に基づいた消費行動を生みだすため、社会課題解決が社会の仕組みとなる

NPOでは巻き込まれる人はvisionを知っている・共感していることがある程度前提にあると前述しましたが、ソーシャルビジネスは必ずしもそうでない、というかそうでないケースの方が多いと思います。
関わる全ての人が自らの欲を満たすために行動する、市場の原理に基づいて行動するから社会課題課題解決が社会の仕組みと化します。

 

②価値提供対象者は価値に対して対価(カネ)を支払える人

ソーシャルビジネスでは社会の仕組みとするために収益を立てることは大前提。それによってこの価値を享受する人はある程度お金を支払える人に限定されてしまいます(またはお金を払える人がうまく絡むようにモデル化する)。

 

 

結局、どっちを選ぶのがいいんだ。

ソーシャルビジネスじゃなくてNPOを選ぶ理由は、
「NPOが描いている理想に共感してもらう人を1人でも増やすことによって、社会の共通善を作りたいと思うとき」だと思うし、

 

NPOじゃなくてソーシャルビジネスを選ぶ理由は、
「人々の意識とかでなくて、市場の原理に基づいた社会課題解決を仕組み化したいとき」だと思います。

 

自分が目指している理想の達成の方法はきっとたくさんある。
じゃあ「どういう達成のしかたをしたいか」と聞かれたら、これもきっと人それぞれ。
私は社会の仕組みにできるところに魅力を感じたから、ソーシャルビジネスという道を選択しました(ユヌス7原則も定款に組み込もうかと思っています)。

 

この数ヶ月間、うにゃうにゃ考えてた溜まってた思考を書き出せた感。
読者の方からどんなフィードバックが返ってくるか、楽しみです。
長い文章になってしまいましたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

ゆりえ